近年、暑すぎる夏が続き、熱中症対策が必須となっています。

それは私たち人間だけではなく、牛の世界にまで広がっているのです。

今回ご紹介する「株式会社いけうち」は大阪市西区に本社を置く企業であり、ミスト冷房の開発に取り組まれています。

しかも、牛の夏バテと熱中症を解決するミスト冷房「CoolPescon®(クールペスコン)」で注目されているのです。

どのような企業なのか、またどのような製品なのか、ミスト冷房が本当に有効なのかお伝えしていきましょう。

株式会社いけうちのミスト冷房「CoolPescon®(クールペスコン)」とは

株式会社いけうちのミスト冷房は、「霧のいけうち」と呼ばれるほど業界に浸透していることが分かります。

今は外出先でも多くの場所でミスト冷房を見かけることができます。とても細かな水分によって涼しく感じられることができます。

さまざまなノズルは4万2千種を超え、北海道から沖縄まで取り入れている業界が多いのです。

すでに60年以上も霧の技術を積み上げていますので、さまざまな状況やニーズに応じたスプレーノズルが開発されています。

「扇形ノズル」「空円錐ノズル」「充円錐ノズル」「直進ノズル」と呼ばれるものがあり、中央部分に強く噴射して周りは弱いタイプや環状に噴射するタイプなど、さまざまなものがあります。

・牛舎にミスト冷房が必要な理由

ミスト冷蔵がどの程度の効果を発するのかについては後ほど詳しくお伝えしますが、特に「霧のいけうち」のミスト冷蔵は世界最高峰と呼び声が高くなっているのです。

特に注目されているのが、冒頭でもお伝えした通り牛の夏バテ予防・熱中症予防のための牛舎に設置するミスト冷房。

「牛にミスト冷房」というと驚く方も多いかもしれませんが、近年の夏過ぎる夏は牛の体調や体力まで奪っていることが分かっており、搾乳がうまくできないようなことが多くなっているのです。

そのため、牛舎にエアコンを設置する牧場も多くはなっているのですが、エアコンだと24時間稼働し続けてしまうことになるので電力消費に対するコストが大きな問題となってしまいます。

・牛舎のミスト冷房「CoolPescon®(クールペスコン)」とは

そこで目を付けたのが、牛舎へのミスト冷房の設置。

ミスト冷房「CoolPescon®(クールペスコン)」は、畜舎内での使用に特化して開発した特殊ノズルが使用されており、私たち人間に対するものよりも微細なミストになっているのです。

そのため、牛舎をドライな状態に保ったまま温度を下げることができ、牛の夏バテや食欲不振の問題を解決することができます。

また、散布するのは水だけではなく、薬液を含ませることも可能となっていますので、サシバエのような害虫を駆除することや臭気対策として利用することもできるのです。

・「CoolPescon®(クールペスコン)」の優れた技術

ミスト冷房と言うと、どうしても「近寄ると濡れるのでは」といったイメージも多いかと思います。

しかし、「CoolPescon®(クールペスコン)」が多くの牛舎に採用されるのにはいくつかの理由があって、その一つに「手や衣服が濡れない」というものがあります。

この技術は「CoolBIM®」と呼ばれているもので、霧の気化熱を利用して牛舎内温度を低下させることができるという優れたシステムなのです。

ミスト冷房の省エネ効果とは

近年の研究において、ミスト冷房の効果は私たちが考えているよりもはるかに大きいということが分かってきました。

暑い夏でも涼しく過ごせるというだけではなく、エアコンに必要な消費電力を数十%も削減させることができるといったデータも存在するほどです。

ミスト冷房の省エネ効果についてご紹介しましょう。

・ミスト冷房の仕組み

ミスト冷房はどのような作用になっているのかというと、水をかなり細かい霧状にして噴出させ、その気化熱によって冷却効果を高めるといったものです。

「かなり細かい霧状」がどれくらいかというと、一般的な噴霧器では直径14~16ミクロン程度であると言われています。

先ほど、上記で「CoolPescon®(クールペスコン)」が手や衣類が濡れないとお伝えしましたが、これは噴出した水が素早く気化しているからです。

・ミスト冷房の効果

● 消費電力がエアコンの1/20程度
● 2~4℃程度の冷却機能がある

ミスト冷房は、大きく2つの効果があります。

消費電力はエアコンの1/20程度になると言われていますので、電力コストを削減できるだけではなく、地球温暖化対策にもたいへん有効であるとされています。

近年では住宅向けのミスト冷房も開発されていますので、これからますます注目されるようになるでしょう。

実際にどの程度の冷却効果があるのかというと、2~4℃程度の温度下降が可能であるとの研究データもあるようです。

そのため、エアコンとミスト冷房を併用することによって、大きな省エネ効果を図ることもできるということなのです。

参考:
いけうちのミスト冷房で牛の熱中症対策
https://www.kirinoikeuchi.co.jp/products/unit-system_tikusan/lp/coolpescon/index.html

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