テレビコマーシャルでもおなじみの『積水ハウス』。
大阪市北区に本社を構える一部上場企業で、みなさんもご存じの通り、快適な居住空間を提供するハウスメーカーです。
建築工事を請け負うだけではなく、不動産の売買や管理などにも取り組んでいます。
積水ハウスが提供する住宅『グリーンファーストゼロ』と呼ばれる、住宅業界初のゼロエネルギー住宅が国からも注目されています。
住まい心地が良いことはもちろんのこと、エネルギー収支においてゼロを目指すことができる住宅なのです。
またグループ企業内において積極的に省エネ・節電活動にも取り組まれています。
ここでは『積水ハウス』の取り組みについて、詳しくお伝えしていきたいと思います。
○積水ハウスが提供する省エネ住宅『グリーンファースト ゼロ』とは
積水ハウスが提供する住宅商品『グリーンファースト ゼロ』は、住宅業界初のゼロエネルギー住宅で、平成26年度の省エネ大賞特別賞を受賞しています。
『グリーンファースト ゼロ』とは、住宅自体に高い断熱性能が施されており、大容量の太陽電池が搭載されていることによって、エネルギー収支ゼロを目指すことができる住宅です。
「アルゴンガス封入複層ガラス」「高断熱サッシ」を利用しハイグレードな断熱仕様になっているだけではなく、「高効率なエアコン」「LED照明」などの高効率な省エネ設備が搭載されています。
また住宅設計上においては日射や通風に配慮されており、快適に暮らすことが可能です。
また太陽光発電システムによってエネルギーを作り出すことはもちろんのこと、大容量の蓄電池を搭載することによって、ゼロエネルギーを目指すことが可能なのです。
省エネルギー社会を実現するために国においても、住宅のゼロエネルギー化について積極的に推進しています。
まさに2020年を先取りした住宅だと言えるのではないでしょうか。
積水ハウスでは、この『グリーンファースト ゼロ』住宅の普及を目指していて、割合を高める目標を設定されています。
積水ハウスのグループで取り組む省エネ活動
積水ハウスではグループ企業も含め、社会的責任から省エネや節電活動に積極的に取り組まれています。
特に夏季や冬季においてはエアコンでの電気消費量が増えますので、こまめな消灯、温度設定管理を徹底されています。
夏季の7月~9月までの3か月間に取り組んだ省エネ効果として、2010年の電気消費量を100とした場合、2013年には75.6、2018年には61.0まで削減することに成功しています。
また冬期の12月~3月の4か月間においては、2010年の電気消費量を100とした場合、2013年には81.0、2018年には66.6にまで削減することに成功しています。
この取り組みによって、職員すべての節電意識が高まり、定着化しているようです。
夏季では2010年度比で39.0%削減、冬期では2010年度比で33.4%削減と大きな結果を残されています。
積水ハウスの会社概要
積水ハウスは大阪市北区大淀中に本社を構えるハウスメーカーで、設立は1960年、2020年1月31日現在において累積建築戸数は2,468,686戸となっています。
コマーシャルなどで見かけることも多く、馴染みのある企業であると言ってもいいでしょう。
代表取締役社長は仲井嘉浩氏。
2018年の売上高は約2兆1600億円、純利益は約1285億円となっています。
2019年には「ファミリースイート」を新発売。
『家族の幸せな大空間』をコンセプトにした住宅で、家族みんなが思い思いに過ごしながらも家族のつながりを感じることができる快適な大きな空間が魅力です。
住まいの安全性や安心感だけではなく、快適性を追求し、環境に配慮されている住宅の提供に力を入れていることが分かります。
また省エネと防災を両立する「グリーンファースト ハイブリッド」も販売されています。
住まいの快適さはもちろんのこと、省エネ技術、シェルター機能が搭載された住宅です。
エネルギーの無駄を省くことができ、地震発生時や発生後においても生活に支障が出ないように工夫されています。
積水ハウスでは住宅の建築や設計、販売だけではなく、グループ企業において住まいや建物に関するさまざまな事業にも取り組まれています。