株式会社i-plugの事業内容と今後の発展

株式会社i-Plugは、新卒逆求人サイト「OfferBox」の運営をメインに行う企業です。OfferBoxは、これまでの就職活動の概念をくつがえす画期的なWebサービスです。

現在の就職活動というのは、基本的に学生が希望する企業にエントリーをし、それに対して企業が書類選考やテスト、面接などのチェックを経て選ぶ、という形で行われています。しかし、OfferBoxでは、その流れをまったく正反対にしています。手順としては、まずサイト上に学生がプロフィールを登録します。履歴書のような文章だけではなく、これまでの経験や研究、関心などを写真や動画を使って自由にアピールすることができます。

そうして作られたデータベースから、企業は欲しいと思う人材を見つけだし、これに対してオファーを送ります。学生自身もアクセスなどをグラフで確かめられるので、気になる企業には「会いたい」と通知することもできます。オファーを学生が承認すれば、あとはこれまでどおり選考が行われることになります。

これまでとまったく違うのは、それぞれおたがいに興味を持った時点から選考が始められるという点です。従来の就職活動では、まずそこに至るまでにいくつもの面接などを行う必要があり、大変な労力やコストがかかっていました。OfferBoxでは、それを一気に解消することができるのです。

ほかにも、個人と企業の特性を診断することでよりピンポイントにマッチングできる「適性検査eF-1G」や、サイト内の行動履歴をAIで分析し、より相性の良い順にプロフィールが表示される、などといった最新のテクノロジーによるサポートも用意されています。これによって、企業側も大学生側も、これまでなら出会うことさえなかった相手を見つけることができるようになるのです。まさに双方にとってWin-Winを実現する、新時代の新卒採用システムといえるでしょう。

その事業内容は各界からも高く評価され、テクノロジーやベンチャーなどの分野で各賞を受賞。さらに、大阪府や経済産業大臣から事業認定を受け、大阪商工会議所との業務提携もはかられています。登録企業は、大手から外資、中小、ベンチャーまで幅広く2,500社以上。登録学生の数は、2017年5月31日現在で5万8,000人以上、累計では12万人を超えています。これは、10人に1人の学生が利用している計算になります。

グローバル化する市場を背景に、日本の就職活動はますます厳しいものとなっています。新卒生のじつに2割が内定を得られず、3割は早期退職といように、その半数近くは失敗に終わっているといいます。株式会社i-Plugでは、このような日本の就職活動におけるミスマッチを根幹から変え、より多様化させていきたいと考えています。

その一環として、地域金融機関との提携で得られた採用ノウハウを地方企業へ提供し、地域活性化をはかったり、学生がクールビズで選考に参加できるよう「就活クールビズ宣言」プロジェクトを進めるなど、さまざまな活動を行っています。

社名の「i-plug」は、「i」がヒトをあらわし、「 Possibility(可能性)」、「Learning(学習)」、「Unlimited(無限大)」、「 Growth(成長)」のそれぞれ頭文字から取られています。今後もその使命にのっとり、ヒトと企業、そして社会とをつなげていくことで、よりその可能性を広げていく事業を目指しています。

筆者について

a-innov.com

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