省エネを推進するために「バイオマス発電」に注目されています。

「バイオマス」とは、動植物などを由来とする生物資源を指してますが、バイオマス発電とは、食品の廃棄物や木の廃材、家畜の糞尿を利用して発電させるシステムのことを指しています。

本来廃棄するものを燃料資源として活用することができるので、省エネ効果が高く、地球環境の改善に貢献できると考えられています。

しかしその資源が広い地域に分散しているために、収集し運搬するなどのコストに課題があります。

そのため大阪ガスグループ(Daigasグループ)では、「株式会社グリーンパワーフュエル」を設立しました。
活動としてはバイオマス発電所に安定的に資源を供給できるシステムを作り、積極的に省エネに取り組むというものです。

ここではバイオマス発電がどのようなものなのか。
そして、大阪ガスグループ(Daigasグループ)が取り組む省エネ事業についてご紹介していきます。

『バイオマス発電』ってなに!?

「バイオマス」という言葉は聞き慣れないかもしれません。
これはバイオ(生物資源:bio)とマス(量:mass)を組み合わせた言葉で、石油などの化石資源を除いた再生可能な生物資源全般を指します。
これを利用したバイオマス発電とは、バイオマスをボイラで燃やすことでタービンを回転させて発電機を動かすことで発電する仕組みです。

生物資源全般のバイオマスのなかでも、再生できる廃棄物が注目されていて、「廃棄物系バイオマス」と呼ばれることもあります。

私たちの暮らしのなかでは、食品の廃棄物や、新聞や雑誌などの紙を捨てることは少なくありません。
生物を飼っている場合、家畜の排泄物は捨てなければ衛生的ではありませんし、建築関係であれば建築木材の廃材がどうしても発生します。

これらのような本来排気するものを利用することで、発電させることが可能になるのです。

またバイオマスには廃棄物を利用するだけでなく、資源作物を利用する場合もあります。

例えば私たちが毎日の食生活で食べるお米は、成熟したイネを脱穀することでお米として食べることができます。
そして脱穀する際に発生する「もみ殻」は未使用バイオマスのひとつなのです。

また「さとうきびや・とうもろこし・なたね・大豆」は活用できる資源として注目されています。

『バイオマス発電』の特徴と課題

バイオマス発電は、本来廃棄する資源をエネルギーとして再利用する為、環境に良いことが分かります。
しかし、その資源をどうやって効率的に集めるかという大きな課題があるのです。

例えば食品廃棄物や木くず、紙くずなどの資源は一箇所に集まっている場合は少なく、様々な場所から集める必要があります。
そのためバイオマス発電所の建設については、 効率よく資源を集められる工夫とアクセスの良い場所が求められます。

例えば岩手県にある「くずまき高原牧場」には、「くずまき高原牧場 畜ふんバイオマスシステム」が設置されています。
牧場であれば効率的に牛の排泄物を集めることができるので、発電させることが容易です。

大阪ガスグループ(Daigasグループ)「株式会社グリーンパワーフュエル」とはどんな会社?

大阪ガスグループ(Daigasグループ)においてもバイオマス発電所を事業化しています。

名古屋発電所においては、独自に木材を集めることが可能となっており、効率よくバイオマス発電が行われています。
その他にも、兵庫県姫路市や徳島県徳島市、千葉県袖ケ浦市などにもバイオマス発電所を有しています。

大阪ガスグループ(Daigasグループ)は大阪市中央区に「株式会社グリーンパワーフュエル」を設立しています。

西信森林資源株式会社や日本製紙木材株式会社との協力によって設立された事業会社で、バイオマス発電所向けの国産木質を効率よく調達することを目的とした会社です。

大阪ガスグループ(Daigasグループ)では2030年ごろに100万kW程度の再生エネルギーを調達させる目標に向けて取り組んでいます。

地球に優しいエネルギーが、私たちのもとに届くことが普通になる時代が、近づいていると言えるでしょう。